Plixer Scrutinizer データシート斜め読み

Wiresharkの記事を連投していますが、そちらは今まで通り継続しつつ本ブログの重点要素であるNetFlowコレクタの話も書きます。表題にデーターシート斜め読みと記載しておりますが、本記事掲載時点でPlixer Scrutinizerを検証しておりません。よって、他複数NetFlowコレクタ製品の検証経験がある当方がPlixer Scrutinizerのデータシートを読んで特徴や実際の評価前にポイントとしてあげるべき点をまとめておきます。なおデータシート斜め読み企画は、対象とする製品すべてに対して行いますので比較検討に将来的に役立ちます。

Plixer Scrutinizerのデータシートは、こちらからダウンロードできます。データシートでPlixerがアピールしている点を以下にまとめました。

項番アピールポイント
1セキュリティインシデント検知が可能 例:Ddosアタック、脅威検知
2Saas, ハードウェアアプライアンス、サブスクリプションといった多彩な導入方法
3可視性の高いUI
表1 Plixerがデータシートでアピールしている点

表1は、Plixerがアピールしている点ですが、技術者視点で当方が注目した点は、以下となります。

  1. フリー版(秒間10K受信可、ただしrawデータ保管は5時間のみ。履歴データも1週間のみ)
  2. 商用版はPay for deviceとあるので、エクスポータの数によって算出
  3. HWモデルなら、1,000万fps(本当?笑)可能
  4. APIアクセス可
  5. ダッシュボード編集ができる
  6. エクスポーターのルート(デバイス間のマップ)が表示可能
  7. マルチテナント
  8. SD-WANサポート/可視化
  9. サポートにTier1, Tier2を定義。Tier2に限っては、24時間の電話サポートも可

#8のSD-WANサポートの詳細は、評価版を試す際に詳細を調査してみます。そして、特筆すべきは#9ですね。Tier2の24時間電話サポートを実施しているのは他にあるのだろうか。受信するデータは、同じNetFlowなので差が出にくいNetFlowコレクターですが、サポートに力を入れているというのは好感がもてますね。PlixerのScrutinizer評価の記事をお楽しみに!

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